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これから教会は…

プロフィールにも書いていますが、私の関心は「人を育てることと、教会を増殖すること」です。かっこよく言えば、「人とコミュニティの再生産」ということです。結局のところ、最後に残るのはこれだけだと思っているからです。
先月、産経新聞のWeb-siteに、『米、曲がり角の福音派 礼拝は家庭で…勃興する「ハウス・チャーチ」』というニュースが載りました。もちろんこの記事の主なる関心は、ブッシュ=保守的キリスト教/福音派/メガチャーチ、という図式がアメリカで変化しているという政治的な面にあるのですが。しかし、以前に西宮チャペルを会場に公開セミナーをして下さったニール・コール氏がどーんと登場します。そんなに長くないので、ぜひ、読んでみて下さい。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070823/usa070823000.htm

私たちも聞き慣れた言葉である「セル」と、ここで出てくる「ハウスチャーチ」とは異なりますが、この記事はそのようなことにふれているのではなく、むしろ教会の既存の状態が変化しているということを語っています。実際、「カリスマ的な牧師のメッセージで多くの人を集めている教会」というメガチャーチに対する一般的な理解は必ずしも正確ではありません。なぜなら、アメリカの教会で「セル」に力を入れているのはメガチャーチと言われる教会です。私の理解では、もっとも宣教のために、あるいは人々が真の交わりを得ることができるように取り組んでいるのはメガチャーチであって、どちらかと言えば小さい規模の教会に自分たちの教会や教団の伝統に固執しようとする傾向があるかもしれません。よく、大きな教会は小さな教会の教会員を奪っていると言われますが、それは大きな教会が変化に果敢に取り組んでいるから起こることなのです。

先日の執事会でも「教団」ということをどのように伝えていくかという話があったのですが、アメリカの多くの教会には「教団離れ」が現実にあります。教会の名前から教団の名前をはずす教会が増えています。アメリカでは、伝統的なクリスチャンは、「私はクリスチャンです」というより「私はバプテストです」とか「メソジストです」と紹介するわけで、それは私たち日本人が「うちは浄土真宗です」とか「真言宗です」と言うのと同じ感覚でしょうか。そういう意味では、クリスチャンとはどの教団や教会に属しているかではなく、純粋にイエスキリストにつながっていることを大切にしようということは重要なことだと思います。

いずれにしろ、先日のNCMNミーティングの話題のように、教会とは何かということをあらためて考えてみることが大切なのです。教会の目的は、教会の規模やスタイルや礼拝のあり方にあるのではありません。神から離れていた人がキリストに導かれ、そしてキリストを愛する人に変えられていく。人々はそういう本物の教会を求めているのです。そういう時なのだと信じています。

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